【ネタバレなし】書斎の鍵 喜多川泰著の感想 | 本の魅力と本の普遍の価値

このブログのコンセプトにも影響を与えた「書斎の鍵」の本のレビューです。

この一冊はたくさんの人に読んでほしい。そう心から思います。

目次

この物語の時代設定

まず、この時代の時代設定を考察します。

スマグラという言葉が出てきます。スマートグラスです。

まるで現代のスマホのように普及しているスマグラは、現代で言うVRとARが合体し、そしてメガネくらいのサイズになったガジェットです。

現代、スマグラの原型に当たる、Apple Vision Proが発売されており、それが未来にはとても薄くなり、メガネくらいのサイズになると思われます。

昔の携帯は機械をカバンのように背負って、使っていました。

しかし、現代のスマホ(携帯)はとても薄く、片手で持てるほどに薄く、小型化し、進化しました。

よって、その携帯の進化のように、このApple Vision Proが未来にはメガネくらいに薄く、小型化することは、容易に想像できます。

また、AIを搭載したロボットも作中に出てきます。

現代では、世界中で爆発的に普及しているChatGPTのような、自然な会話ができるAIが登場し、この設定は、近い将来、現実になることがほぼ確定しました。

さらに、現在、AIとロボットを融合する試みがされており、すでにfigureというロボットを作る会社が出てきています。

この本は2015年に書かれたもので、9年前の作品です。

それにも関わらず、著者は未来を驚くほど正確に予測しています。

おそらく、著者は膨大な本を読み、その知識を基に未来を見通すことができたのではないでしょうか。

そのことからも、本を読むことの力が垣間見えます。

読書によって過去の出来事や様々な専門的な知識を吸収し、それを基に未来を想像することすらできるのです。

未来を想像すれば、今何をすべきかが自ずと見えてきます。

だからこそ、本をたくさん読むことで、その人の人生が大きく変わる可能性があるのです。

本には、そんな力が秘められているのです。

本はどれほど素晴らしいか

私はこの作品のテーマは、「本の素晴らしさ」だと思います。

「本の素晴らしさ」がさまざまな人々に波及していって、素晴らしい本の和が生まれています。

本の和はつまり、幸せの和だと思うのです。

たくさんの本を読めば人は幸せになります。

人生が豊かになり、それが他の人にも波及していきます。

そうして本の素晴らしさが広まっていくことで、幸せが広がっていきます。

この本の素晴らしいところは、この本自体が、その幸せを広げる役割を担っていることです。

この本を読むことで読書の素晴らしさがわかり、そして、この本を他の人にも勧めることで、その人にも読書の素晴らしさがわかる。

そして、人々が読書をどんどんしていき、自分だけの書斎を作って、人生が豊かになり、幸せになる。

大変素晴らしいことです。

私のブログのテーマも、この本のテーマと重なっており、このブログ名の「本物語」も、この本の「書斎の鍵」からインスピレーションを受け、名付けました。

私のブログが広まっていくことや、この本を読む人が増えることで、読書の素晴らしさがわかる人、そして人生が豊かになる人が増えていくことを願っています。

この本は本の世界へ旅立つきっかけを作ってくれる

この本を読むことで、読書の素晴らしさを知ることができます。

そして、読んだ人は、書斎を作るために、本の世界への旅へと旅立つことでしょう。

この本はきっかけを作ってくれます。

さまざまな技術や、発明でもそうですが、0から1にするのは、とてつもなくエネルギーが入ります。

0から1にしてしまえば、あとは加速度的に10冊、100冊へと増えていくでしょう。

なぜならば、本にはそれほどまでに人を魅了する力があるからです。

なので、自分の興味のある本を選べば、すぐに100冊はいきます。

そして、自分だけの空間、書斎を作り、紙の本に囲まれながら、心のシャワーを浴び、心を清潔に保つことができます。

すると、仕事でも、家事でも、友人関係でも、恋人関係でも、ポジティブな威力を発揮するでしょう。

なぜならば、世界の見え方が変わるからです。

世界が、本を読む前より、より愛おしく、鮮明に、美しく見えます。

そうなれば、自ずとその素晴らしい世界を楽しむことができます。

本を読むことで、世界を見て周る旅をしたり、読書をしたりして、知識をもっともっと深めたいと思うでしょう。

すると、自分が幸せになります。そして、周りの人も幸せになります。

すると、さらに読書や旅行したくなり、さらに自分が幸せになり、またまた、周りの人が幸せになります。

こうして、これを繰り返し、良いインフレが起こり、豊かな人生を送ることができます。

そのくらいの威力が、本にはあるのです。

まとめ

今回は私の人生を変えた本、「書斎の鍵」を紹介しました。

良い本には強力な力があり、人の人生をがらりと変える潜在能力があります。

しかし、本を読まなければ、その本の力は発揮されません。

これからこの本を読み、本を読むきっかけを作って、たくさん本を読んでください。

そうすると、まるで生まれ変わったかのように、世界の見え方が変わっていることに気づきます。

そうなった時、あなたは第2の人生を送れることでしょう。

おそらく、その人生は、とても豊かで、幸せに満ちた人生に違いありません。

「還暦からの底力 出口治明著」の本でも書かれていましたが、人生の豊かさは喜怒哀楽の絶対値です。

本を読めば、間違いなく、その絶対値の総量は増えることでしょう。

これを読んでいるあなたが豊かな人生を送れることを願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次